豊島事件史

一期

一期:1975年〜1993年

  • 沖縄海洋博開催
1975
  • 12月18日 豊島総合観光開発株式会社が香川県知事に有害産業廃棄物処理場建設の許可申請
  • ロッキード事件
1976
  • 2月23日 豊島住民の反対署名(豊島住民の殆どである1425名)
  • 2月25日 香川県に反対の陳情
  • 福田赳夫内閣
1977
  • 2月15日 前川忠夫知事が豊島で住民を説得(「住民の心は灰色」と発言)
  • 2月27日 「産業廃棄物持ち込み絶対反対豊島住民会議」を結成
  • 3月 2日 知事が県議会で許可方針を表明
  • 3月 4日 住民が高松港で決起集会ののち県庁へデモ
  • 6月28日 住民584人が処理場建設差止裁判を高松地裁に申立て住民259人が道路交通規制の杭打ち行動
  • 8月 2日 豊島観光経営者が住民に暴力を振い逮捕される
  • 9月16日 豊島観光が無害物によるミミズ養殖に申請を変更
  • 宇宙科学博覧会
1978
  • 2月 1日 知事がミミズ養殖による土壌改良剤化処分業のための汚泥処理に限定して許可
  • 10月19日 住民と豊島観光らが高松地裁で和解成立、県が住民に監視を約束
  • 北炭夕張新炭鉱ガス突出事故
1981
  • 2月27日 県、町、住民らが処分地の立入調査
  • 日本海中部地震
1983
  • 豊島観光がミミズの養殖をしなくなり、大量の産業廃棄物の不法投棄始まる
  • この頃から野焼公害に関する苦情が激増
  • 第2次中曽根内閣
  • ロサンゼルスオリンピック
1984
  • 4月 住民自治会が県に公開質問状を提出
  • 6月 県が豊島観光を金属回収であるから「合法」と回答
  • 10月 住民が行政監察局に訴え
  • 日本航空123便墜落事故
1985
  • 10月 住民が行政監察局に再度の訴え
  • ドラゴンクエスト発売
1986
  • 10月 平井城一知事就任
  • 国鉄分割民営化
1987
  • ぜん息患者多数(児童のぜん息発生率上昇)
  • 青函トンネル開通
  • 瀬戸大橋開通
  • リクルート事件
1988
  • 4月 2日 元家浦自治会副会長(65歳)がぜん息で死亡
  • 5月 姫路海上保安庁が豊島観光を検挙
  • 平成天皇即位
  • バブル景気が崩壊
1990
  • 9月25日 住民が中坊公平弁護士を初めて訪ねる
  • 10月10日 中坊弁護士・岩城弁護士が豊島に来島
  • 11月 1日 土庄簡裁が豊島観光と経営者に罰金命令
  • 11月16日 兵庫県警が豊島観光らを強制捜査
  • 11月28日 「廃棄物対策豊島住民会議」を再結成
  • 12月20日 県がシュレッダーダストを廃棄物と解釈変更
  • 12月28日 県が豊島観光の許可を取り消し、撤去等の第一次措置命令を出す
  • 湾岸戦争勃発
1991
  • 1月23日 経営者ら兵庫県警に逮捕される
  • 5月22日 住民が県議会に早期撤去の陳情書を提出
  • 7月18日 神戸地方裁判所姫路支部が経営者に懲役10月執行猶予5年の判決
  • 佐川急便の巨額不正融資事件
1992
  • 8月10日 住民が知事に撤去等の要請書提出
  • 11月 2日 住民が県と町に対し廃棄物を放置したままの処分地再開発に反対の申入れ
  • 北海道南西沖地震
  • 細川内閣が発足
1993
  • 4月 8日 住民会議が経営者らの刑事公判記録を入手
  • 11月11日 住民約500人が公害調停申立て、弁護団長に中坊公平弁護士就任
  • 11月22日 県が豊島観光に第二次措置命令を出す(遮水壁の施工など)
  • 12月20日 住民が県庁前立ちっぱなし抗議活動を開始(1994年5月31日まで150日間)
  • 12月 県が豊島の「安全宣言」を環境白書に発表
二期
二期

二期:1994年〜2000年

  • 大江健三郎が
    ノーベル文学賞
  • 村山内閣発足
1994
  • 2月 住民会議がパンフレット「ふる里を守る」を発行
  • 3月23日 第1回公害調停(県は責任を全面否定)
  • 4月13日 住民会議代表議長に安岐登志一氏就任
  • 5月 住民が県下5市38町をメッセージ・ウォーク
  • 5月29日 第2回公害調停(県は自らが主体の撤去は困難だと主張)
  • 5月13日 県庁前立ちっぱなし抗議活動中止
  • 7月1日 第3回公害調停(県が撤去も視野に入れて検討することを約束)
  • 7月29日 第4回公害調停(専門委員による調査を決定)
  • 12月13日 専門委員の調査を閣議決定(予備費等より2億3600万円)
  • 12月20日 国による実態調査開始
  • 阪神・淡路
    大震災
  • 地下鉄サリン
    事件
1995
  • 5月 専門委員が処分地廃棄物等調査の中間報告
  • 5月27日 パンフレット「世論の支援をうけて」を発行
  • 7月18日 専門委が産廃処理7つの案を提示
  • 10月30日 第5回公害調停(調査に対する質疑応答、住民が封じ込め案の撤回を要求)
  • 11月28日 第6回公害調停(同上)
  • 12月10日 豊島でシンポジウム開催(パネラーに植田和弘京大教授ら)
  • 12月20日 第7回公害調停(島外撤去を文書で要望)
  • 在ペルー日本大使公邸占拠事件
1996
  • 2月22日 第8回公害調停(調停委員長が住民側に撤去請求の根拠について質問し、紛糾)
    /安岐正三さん、ハマチ養殖廃業を公表
  • 2月 住民245人が豊島観光らを相手に損害賠償裁判を高松地裁に申立て
  • 3月20日 環瀬戸内弁護団を結成
  • 4月4日 第9回公害調停(調停委員長が質問を撤回)
  • 5月 家浦港に「豊かなふる里 わが手で守る」の看板立てる、全島一斉の清掃活動
  • 6月 厚生省が県の対応を批判するコメント発表
  • 7月31日 第10回公害調停(事態は進展せず、住民が公調委と激論)
  • 8月4日 菅直人厚生大臣が現地視察
  • 8月30日 仁井厚生省廃棄物対策室長が現地視察
  • 9月20日 住民会議が銀座で抗議行動
  • 9月20日 第11回公害調停(公調委が県の落ち度を文書で指摘)
  • 9月30日 知事が県議会で遮水壁で覆う方法での解決を発表
  • 10月12日 橋本総理が選挙演説で国の財政支援を表明
  • 10月23日 第12回公害調停(県が遮水壁等に固執)
  • 11月24日 住民大会で涙をのんで「豊島での中間処理」を決議
  • 12月26日 知事が公調委中間処理方式を回答(遮水壁方法を撤回)
  • 12月26日 住民の豊島観光らに対する裁判で住民が全面勝訴
  • 消費税改定(5%)
  • 北海道拓殖銀行が経営破綻
  • 山一證券が
    自主廃業
1997
  • 1月31日 第14回公害調停(県が初めて遺憾の意を表明)
  • 2月 6日 経営者に撤去の代替費用(151億円)前払を命じる決定
  • 2月12日 公調委・住民・県の三者協議会を開催
  • 2月26日 第15回公害調停(排出事業者に対する公害調停再開)
  • 3月17日 豊島観光と経営者に破産宣告
  • 3月26日 三者協議会を開催
  • 3月31日 第16回公害調停(公調委が中間合意の調整案を提示)
  • 4月 6日 住民大会(県に対する損害賠償請求権の放棄を決議)
  • 4月15日 住民会議が県に撤去を求める7万人の署名簿提出
  • 4月16日 三者協議会を開催
  • 4月23日 公調委事務局が「調整案」を提示
  • 4月28日 公調委事務局が「最終調整案」を提示
  • 5月15日 公調委事務局が住民に最後通告
  • 5月17日 第17回公害調停期日を取消す
  • 6月22日 住民大会(中間合意の結論出ず)
  • 6月26日 岡田好平県議が住民運動を「根無し草」と批判
  • 7月 6日 土庄町中央公民館の中坊講演に約1000人参加
  • 7月11日 調停委員会「中間合意について」見解を表明
  • 7月13日 住民大会(中間合意案を受入れ決議)
  • 7月14日 住民会議が小豆島に拠点事務所を設置(土庄町6000戸ローラー作戦開始)
  • 7月14日 住民会議に「女性委員会」を設置
  • 7月14日 公調委委員長に川嵜義徳氏就任
  • 7月18日 中間合意が成立
  • 7月28日 技術検討委員会が発足(委員長に永田勝也早稲田大学教授)
  • 7月31日 コンサルタント委託問題で住民・県・公調委の三者協議会を開催
  • 8月 7日 第1回技術検討委員会を開催
  • 9月 9日 三者協議会開催
  • 9月30日 三者協議会開催
  • 10月14日 三者協議会開催
  • 11月6日 三者協議会開催
  • 11月 県がコンサルタント会社と「覚書」を締結して終る
  • 12月19日 第18回公害調停(住民と排出事業者3社の間で初めて調停成立)
  • 長野オリンピック
  • 金融再生関連法の成立
1998
  • 2月 4日 第19〜25回公害調停(排出事業者7社と調停成立)
  • 2月 6日 住民会議が県に撤去を求める30万人の署名簿提出
  • 3月7・8日 豊島全島一斉清掃活動
  • 3月25日 第26・27回公害調停(排出事業者2社と調停成立)
  • 4月12日 永田委員長が住民に技術検討結果を説明
  • 7月 5日 住民会議が田尻宗昭記念の田尻賞を受賞
  • 7月15日 「豊島の心を100万県民に」キャンペーン活動開始
    県内100ヶ所座談会の第1回開催
  • 7月20日 高松市の中坊講演に2100人が参加
  • 8月 技術検討委員会が報告書をまとめる
  • 8月18日 第二次技術検討委員会が発足
  • 8月26日 第28・29・30回公害調停(排出事業者3社と調停成立)
  • 8月30日 真鍋武紀が知事に当選
  • 10月18日 公調委事務局「今後における問題点」を示す
  • 10月19日 真鍋知事「欲しいから金が」と問題発言
  • 10月28日 住民会議が日韓環境賞を受賞
  • 12月 2日 三者協議会開催
  • 12月 6日 住民大会
  • 12月22日 三者協議会開催
  • 情報公開法、周辺事態法の成立
  • 国旗国歌法、通信傍受法の成立
  • 東海村
    JCO臨界事故
1999
  • 1月31日 住民自治会が管財人から処分地を買い取る(処分地含む30ヘクタールを1600万円で)
  • 3月 7日 100ヶ所目の座談会・記念集会
  • 3月14日 石井亨が県議選に立候補を決意
  • 3月22日 住民大会(「県民のための県政」に立ち上がる)
  • 4月11日 県議選で石井亨が当選(7340票)
  • 4月25日 住民大会(県議選を報告)
  • 5月10日 第二次技術検討委員会が報告書を発表
  • 5月11日 第35回公害調停
  • 8月30日 知事が記者会見で中間処理を直島で行うことを発表
  • 9月 第三次技術検討委員会が発足
  • 10月23日 県が直島町民に説明会を開催
  • 11月3日 第三次技術検討委員会が審議終了
  • 九州・沖縄
    サミットを開催
  • 白川英樹ノーベル化学賞を受賞
2000
  • 3月22日 直島町が中間処理受入れ表明
  • 4月 4日 公害調停準備会を開催
  • 4月28日 住民側が最終合意案の骨子を提出
  • 5月 8日 住民側が最終合意案を提出
  • 5月18日 知事が謝罪の意思表明を決意したとの報道
  • 5月19日 公調委が調停条項案を提示
  • 5月22・23日 住民会議が地区別座談会を開催
  • 5月26日 第36回公害調停(事実上の調停成立)
  • 5月29日 知事が担当二職員を処分
  • 5月31日 県議会が調停条項案を承認
  • 6月 3日 住民大会で調停条項案を承認
  • 6月 6日 調停成立
三期
三期

三期:2000年〜

  • 九州・沖縄
    サミットを開催
2000
  • 6月29日 第1回豊島産業廃棄物等処理技術委員会開催
  • 7月 8日 中坊公平氏を慰労する会
  • 8月 8日 第1回豊島産業廃棄物処理協議会開催(非公開)
  • 9月 3日 弁護団とその関係者へのお礼と豊島応援団会議
  • 9月26日 香川県が「来年の4月まで現場を非公開にする」と発言。住民はこれに抗議し、直ちに公調委、技術委員会の開催を要求し、公開の原則確認
  • 9月27日 遮水壁設置工事開始
  • 10月12日 オリーブ基金発足
  • 11月15日 オリーブ基金第1回植樹大会開催(1002本)
  • アメリカ同時
    多発テロ事件
2001
  • 1月15日 技術委員会で廃棄物保存について提案
  • 1月29日 第2回処理協議会(初めて公開)学びの島構想について
  • 2月   広報誌「みてみててしま」第1号発行
  • 2月 8日 安岐登志一議長逝去(享年71歳)
  • 4月 7日 廃棄物層剥ぎ取り
  • 5月  「みてみててしま」第2号発行
  • 6月 3日 調停成立1周年記念集会
  • 大川弁護士「豊島産業廃棄物不法投棄事件」出版
  • 6月 5日 香川県の元環境担当部長の環境大臣賞表彰に抗議文提出
  • 6月 8日 技術検討委員会開催
  • 香川県知事来島、視察
  • 7月23日 第3回処理協議会開催、資料館基本構想を提案
  • 7月   遮水壁設置工事終了
  • 9月 6日 瀬戸内オリーブ基金第1回講演会開催
  • 中坊公平氏と瀬戸内寂聴氏
  • 9月 8日 豊島再生記念館・豊島産廃資料館資料作成
  • 10月 4日 瀬戸内オリーブ基金第2回講演会開催
  • 10月  「みてみててしま」第3号発行
  • 11月 7日 瀬戸内オリーブ基金第3回講演会開催
  • 11月23日 香川桜の会 桜植樹
  • 12月 5日 土庄町離島振興課方策協議会開催
  • 12月16日 技術委員会でシートから侵出水流失による汚水対策が課題に
  • 小泉首相が
    北朝鮮を訪問
2002
  • 1月30日 第4回豊島廃棄物処理協議会開催
  • 2月 1日 クボタが室内溶解実験、住民立ち会い
  • 3月18日 技術委員会、北海岸の地下水問題
  • 廃棄物を剥ぎ取り、見学者スペースに展示
  • 土地境界線問題発生、住民がコンテナハウス持ち込み排除
  • 3月21日 環境水俣賞受賞
  • 4月15日 公調委 川嵜委員長、現場視察し住民と意見交換
  • 4月21日 境界線問題で弁護団と中坊弁護士来島。現場視察
  • 「寸土たりとも浸食させぬ」
  • 5月 3日 アースデイ香川(大師の日)
  • 5月26日 汚染地下水(300t)が海に流失する事故発生
  • 6月 2日 調停成立2周年記念集会開催
  • 1日資料館見学「行政頼らず島再生を」
  • 7月 6日 新たな産廃が見つかる
  • 8月 6日 第5回豊島廃棄物処理協議会開催
  • 9月24日 産廃処理開始が4ヶ月遅れると香川県知事発言
  • 12月29日 豊島応援団来島、豊島再生案に対し、中坊弁護士が「人間廃棄物になったのか」と発言
  • コロンビア号
    空中分解事故
2003
  • 1月18日 第6回豊島廃棄物処理協議会開催
  • 3月25日 高度排水処理施設の性能試験開始
  • 4月13日 石井亨氏県議に再選
  • 4月16日 産廃撤去始まる
  • 5月   北海岸にアマモ(緑のじゅうたん)現れる
  • 6月20日 パンフレット「豊かさを問う」7000部作製
  • 7月13日 第7回豊島廃棄物処理協議会開催
  • 7月27日 第16回豊島廃棄物等技術委員会で永田委員長が「循環型社会に対する考え方」をコメント
  • 8月1〜3日 第1回豊島・島の学校開校
  • 8月26日 直島の溶融炉小爆発
  • 9月18日 豊島産廃本格処理始まる
  • 12月24日 産廃処理量が計画の半分以下
  • イラク日本人
    人質事件
2004
  • 1月 8日 小泉首相が現場視察
  • 1月24日 溶融炉内で小爆発  第8回豊島廃棄物処理協議会開催
  • 1月30日 技術委員会のメンバーが爆発事故現場を視察し、復旧には施設改修が必要との見解
  • 3月28日 豊島廃棄物等処理等技術委員会終了
  • 豊島廃棄物等管理委員会発足
  • 4月   処分地に一株の山ツツジが咲く
  • 4月21日 「明日への環境賞(朝日新聞)」受賞
  • 5月15日 小池環境大臣、現場視察
  • 6月   現場北海岸にシオマネキが戻る
  • 6月 5日 第2回豊島廃棄物等管理委員会
  • 6月 6日 全島一斉清掃・「アースデイ香川in豊島」
  • 7月  「みてみててしま第5号」発行
  • 7月24日 第9回豊島廃棄物処理協議会
  • 7月30日〜8月1日 第2回豊島・島の学校開校授業、シンポジウム「豊島・海・再生」
  • 9月 4日 第3回豊島廃棄物等管理委員会
  • 10月  「みてみててしま第6号」発行
  • 10月28日 現場放流水がダイオキシン管理基準値を超過
  • 1月17〜19日 廃棄物学会(高松)に市民展示出展
  • JR福知山線
    脱線事故
2005
  • 1月22日 第1回豊島処分地排水対策検討会 第4回豊島廃棄物等管理委員会
  • 1月23日 第10回豊島廃棄物処理協議会
  • 2月 6日 中坊先生すきやき座談会(家浦 岡)
  • 2月13日 第2回豊島処分地排水対策検討会
  • 3月 6日 高松市ダイオキシン汚染土壌処理問題について香川県・高松市から説明を受ける
  • 3月13日 第11回豊島廃棄物処理協議会(臨時開催)
  • 3月26日 第3回豊島処分地排水対策検討会 第5回豊島廃棄物等管理委員会
  • 6月 5日 調停成立5周年記念集会 記念植樹