水ヶ浦-北海岸物語

北海岸の正式名称は水ヶ浦(みずがうら)です

昔の人はきれいな水がわき出す静かな入り江をそう名付けたのだと思われます。半世紀前までは白く広い砂浜とアマモの茂る豊かな入り江でした。魚の産卵場、稚魚のゆりかごの海でした。業者は土砂を売り、不法に海を埋め立て、大量の廃棄物を持ち込みました。廃棄物からの汚水でアマモは枯れ、海は瀕死の状態となり、水ヶ浦は「処分地の北海岸」と呼ばれるようになりました。この北海岸に遮水壁を打ち込み、汚水の流出は止まりました。その結果、徐々にアマモは回復し、小魚が集まり、イカも卵を産むようになりました。まったく姿を消していたシオマネキも40年ぶりに帰ってきました。北海岸は少しずつ水ヶ浦に戻っています。

西方から見た豊島

日本写真保存センター所蔵・岩波映画製作所撮影
「西から見た豊島」(1956年頃 岩波書店『岩波写真文庫208 小豆島』掲載)

水が浦の変遷(国土地理院空中写真)

水が浦の変遷 空中写真:国土地理院

 

遮水壁設置工事(2001年5月)

遮水壁設置工事(2001年5月)

カミナリイカの卵

カミナリイカの卵

スナガニ

スナガニ(通称シオマネキ)

遮水壁鋼矢板の撤去作業2022年2月

遮水壁鋼矢板の撤去作業2022年2月

遮水壁撤去と整地後の水ヶ浦

遮水壁撤去と整地後の水ヶ浦