夕闇の釣り船

 

どう人が人らしく生きていける社会を持続するか

1997年7月に「筑紫哲也ニュース23in豊島」(TBS系)が豊島から全国に生放送されました。「大量の産廃に住民がどう向かい合うのか。それはこの国のかたちを問うものです」と筑紫さん。アシスタントの渡辺真理さんも問いかけました。「この豊島は夜には星が降るようにきれいな島だそうです。そんな島を人類のある時期の私たちが壊したとしたら」と。


持続可能な社会、サステナビリティと言われます。どう人が人らしく生きていける社会を持続するのかが課題です。豊島の産廃事件は多くの示唆を含んでいます。早稲田大学大学院の永田勝也教授は「大量生産・大量消費・大量リサイクルというのは、すでに世の中で否定されている」、「人間の生命や健康が第一と考えて循環型社会を構築しなければならない」と述べています。

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環境経済学の植田和弘京都大学大学院教授は「豊島の解決なしには新たな21世紀は来ない。原状回復には膨大な費用が掛かるという教訓にしないと」と述べています。